英語の長文読解問題を解くコツは?選択式の解答を見つける究極の方法

学校英語

長文読解の究極のコツは「解答の根拠」を探すこと 

英語で長文読解力が求められることが以前より多くなりました。 

例えば大学入試の共通テストの問題の傾向を考えてみましょう。 

以前のセンター試験と比較すると長文読解の文章量が激増しています。 

長文読解問題を解くコツはコレです。 

「解答の根拠を本文の中で探すこと」です。 

勉強法や解き方はいろいろあります。 

ですがまずこれだけを念頭に置いてやってみてください。 

長文読解問題に対する向き合い方がすぐ変わると思います。 

長文読解問題出題者の引っかけポイント3つ 

「接続語を見逃すな」 

まず接続語に留意することです。 

基本的な接続語を表にまとめました。

基本的には接続語の直前の文と直後の文を比較して意味関係がどうなっているかを見ます。 

例えば英検の空所補充問題で大変有効です。 

準1級までは前後1文ずつ比較すれば解けます。 

1級だと前後2文見ないとわからないときもありますし、後続の段落の最後まで読まないと判別できない問題もあります。 

難易度の高い英文でも、たとえ他の単語がわからなくても接続語を手がかりに解答できる場合があります。

「言い換えに注意せよ」 

内容一致問題(選択式で正答を選ぶ問題)でよく見られるのが言い換えの例です。 

本文に書かれていることが、問題の選択肢では別の単語やフレーズで言い換えてあることが多いです。 

この場合、本文か問題のどちらかで知らない単語があった場合に解けません。 

運良く他の選択肢が明らかに違っていて消去法で正解できるラッキーな例もあります。 

ちなみに出題される語彙が高校・大学受験などの試験なら必須単語だと容易に推測されますね… 

「本文で言っていないことに惑わされるな」 

最後に長文読解問題によくある引っかけパターンはこちらです。 

本文で言っていないことを問題の選択肢に書いてある場合です。 

意外と引っかかりやすいです。 

なぜなら選択肢の内容は「常識で考えたら当然だと思われること」にあえてしているです。 

例えば本文で「プラスチックの使いすぎが環境を壊している。プラスチックはもともと自然界に存在しない物質だ」などという論説文があったとします。 

これに対して問題で「最近コンビニでビニール袋を無料でもらえないが、これはいいことだ」という選択肢がある場合。 

勝手に判断して選んでしまいがちです。 

本文では決して言っていないのでこれは正解に当てはまりません。 

わかりやすい例を挙げましたが、もっと巧妙なパターンがときどきありますのでご注意ください! 

長文読解の解答が見つけやすくなるためにやるべきこと 

英文法の習得 

長文読解の解答を見つけやすくなるにはまず英文法を学ぶことが重要です。 

英文の論理展開を読み解くのに文法がどうしても必要になります。 

早期から英検上位級を目指す学生さんは英文法が苦手になりがちで、さらに上を目指すために取り組みたいところです。

文章は単語の羅列だけだと理解しづらいです。

難易度が上がれば上がるほど英文法が重要だと思います。

語彙の増強 

長文読解の解答を見つけやすくするために語彙力も重要です。 

どんなに論理的読解力と文法知識があっても語彙が少なければ解答できません。 

一般的に1行の中に3つくらい知らない単語があるとその文章は読めなくなるらしいです。 (このあたりは未検証なので数字は正確ではないかも) 

あまりに未知の単語が多い場合はその文章は今の実力では難しすぎるレベルだということです。 

まず単語集などで語彙を増やしましょう。 

まとめ 

いかがでしたか? 

英語の長文読解の究極のコツが分かりましたか? 

「解答の根拠を探す」です。 

それができない場合は英文が難しすぎるので文法と語彙の習得をすればOKです。 

ただし文法と語彙をそれほど多く知らなくても「解答の根拠を探す」訓練をしていれば解きやすくなります。 

論理的思考で読むことで知らない文法や語彙を推測できるからです。 

その方法については別記事で説明します。 

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