ホームステイでどのくらい英語力が身につく?事前に学んでおくことは

コミュニケーション

ホームステイで身につく英語力 

日常英会話や日常で使う表現 

学生時代に英語圏でホームステイを経験する方が多いと思います。 

私も経験があります。 

ホームステイでは、いきなり海外の一般家庭という異文化にひとり投げ込まれるといった形になります。 

とてもいい経験になります。 

それまで教科書や参考書、NHKラジオ英会話の英語くらいしか知らない状態で海外の生活圏に入ります。 

生きた英語を実際に使うことになります。 

「食事」「入浴」など生活に使う表現を学ぶこともできます。 

高校や大学の受験対策では学べない生きた英語を学ぶことができます。 

エンタメやスポーツなど好きなことに関する意見交換 

いろいろなタイプの家庭がホストファミリーとして外国人を受け入れています。 

比較的裕福な高齢者家庭もありましたし、収入源としてホストファミリーをやっている家庭もあります。 

ペットがいたり、小さな子どもがいたりする場合もあります。 

私はアメリカとイギリスでホームステイをしたことがあります。 

日本好きで日本人しか受けておらず、趣味でホストファミリーをしている家庭がいました。 

映画『プリティ・ウーマン』が好きらしく、撮影で使われたホテルやロデオ・ドライブに連れて行ってくれました。 

またイギリスの家庭は紅茶とサッカーが好きです。 

「やっぱりイギリス人は紅茶が好きなのは本当なんだ!」と感動しました。 

基本イギリスのお父さんはサッカー好きです。 

困ったときに使う英会話 

こちらは若くてあまり英語力もない状態、かつ日本の文化しか知らない状態で行くわけです。 

ですからトラブルが起きる可能性もあります。 

私がたいへんだったのは、あまりに疲れて日中眠くなって迷惑をかけてしまったことです。 

日本人は断ることができません。 

本当は「疲れているから、今日の夜のアクティビティには参加しないで早く寝たい」と一言言えばよかったのです。 

また勤務先の大学で学生さんのホームステイ送り出しを担当したときのこと。 

前年度の学生さんが内向的なのでコミュニケーションがうまくいかずトラブルになったと聞きました。 

「すみません」はなんとか言えても「なぜそうなったか」など経緯を説明できないと、すべてこちらのせいになってしまうことがあります。 

ホストファミリーの中には慣れていて学生がうまく事情を説明できないことを理解している人もいます。 

トラブルを避けたり対応したりする英語を多少なりとも学んでいればトラブルをできるだけ避けられます。

ホームステイで英語以外で得られるものとは 

外国の一般家庭の生活に触れる 

外国の一般家庭の一員として生活できる機会はそうそうあるものではありません。 

旅行でホテルに泊まるなら、毎日掃除をしてもらえるなどいろいろ面倒を見てもらえます。 

水や電気など好きなだけ使っても何も言われません。 

ですが例えばオーストラリアなど水が貴重な資源である国もあります。 

また古いものを非常に大事にするイギリスなどのような国もあります。 

英語力に加えてそのようなことを学ぶ経験もホームステイの醍醐味です。 

アクティビティを楽しむ 

英語を学ぶこと以外にいろいろなアクティビティを楽しむ事ができます。 

・観光 

・バーベキュー 

・ビーチ 

・文化紹介イベント 

・クラブ(音楽が流れている方の) 

観光はバス貸切で団体で行くのですが、日本人だけでなく他国の学生がいる場合はもっと楽しいです。 

文化紹介イベントでは各国の学生たちが自分の国について紹介するイベントでした。 

日本の文化について英語でプレゼンをするのは難しいと感じました。 

異文化圏で日本の慣習が通用しないときがあることを知る 

先ほども述べたように日本と異なる慣習に戸惑うことが多々あります。 

確かに日本人はいい意味で行儀がよく治安がいいです。 

迷惑行為もしませんし、街も綺麗です。 

技術レベルが高く、サービスがとてもいいです。 

しかしながら、だからといって日本や日本人が優れているという理由にはなりません。 

仮にそういう側面があるとしても、文化の違いでしかないことを覚えておきましょう。 

ホームステイの前にやっておくべきこと 

訪問国の文化や習慣を知っておく 

前項で述べたように、ホームステイの前に訪問国の文化や習慣を知っておきましょう。 

生活面での日本との違いを知っておくことは必須です。 

さらに大事なのは宗教的な慣習です。 

日本人は多神教であるからか、他の宗教にも寛容になれます。 

一方、他国の厳格な信仰心が理解できないという側面もあります。 

厳格な宗教の場合や、禁忌のある宗教もあるので、書籍やネットで調べておきましょう。 

日用品など生活に関する単語を覚えておく 

外国の家庭で生活するので、最低限生活に関する英単語を覚えておきましょう。 

受験英語しか知らないと、意外に「冷蔵庫」「電子レンジ」という単語を忘れがちです。 

おみやげを買う 

ホストファミリーにおみやげを買っていきましょう。 

日本らしい雑貨がいいでしょう。 

「けん玉」「竹とんぼ」「和柄の小物」「折り紙」などいろいろあります。 

日本人慣れしているファミリーはすでにひととおりそろっているようです。 

高価なものは必要ありません。 

何をあげたら喜んでもらえるか考えるのは楽しいです。 

さらに英語で説明できるようにしておきましょう。 

日本文化について英語で説明できるようにしておく 

おみやげに関してだけでなく、他の日本文化についても調べて英語で説明できるようにしておきましょう。 

はしの使い方とか家で靴を脱ぐ習慣など。 

あるいは「日本人は寿司を毎日食べている」などの誤解を解く必要があるかもしれません。 

日本で流行っている音楽やアニメについて話したい人が多いと思います。 

訪問先の言語や文化を学びに行くと、帰国後日本について学ぶ必要があると気づくことでしょう。 

日本食のレパートリーを用意しておく 

ホームステイの間にグループで料理を作ってみんなで食べる機会があります。 

日本食のレパートリーを用意しておくとよいです。 

現地の食材で作りやすいものを調べておくといいでしょう。 

一例としては「お好み焼き」が外国人受けします。 

抹茶好きも多いので、抹茶を荷物に入れておくといいかもしれません。 

海外研修をした学生さんによると、抹茶パンケーキも人気だったそうです。 

日本食のレシピの英語版も用意しておくといいかもしれないです。 

まとめ 

ホームステイで身につく英語力と前もって覚えておく英語について説明しました。 

・生活に関する英語を覚える 

・日本の紹介が英語でできるようにしておく 

とはいえいちばん大事なのは用意周到に準備することよりも、現地で学ぶことです。 

Bon Voyage! 

コメント