英検にできるだけ早く効率的に合格する方法!目標を早期に設定する!

資格試験

英検◯級合格という目標を設定する 

何のために英検取得が必要か? 

英検に挑戦しようと考えているあなたは学生さんでしょうか? 

あるいは社会人の方でしょうか? 

なんのために英検に合格したいのでしょうか? 

私は現在学生さんに英語を教えています。 

私の学生時代よりも現在の方が英検を受験する人数が圧倒的に多いと感じます。 

なぜなら特に大学受験で点数加算されたり、科目が免除されたりするようになったからです。 

私は社会人になってから英検1級を受験しました。 

努力量に見合ったメリットがあるかどうかは別として、何らかの仕事にはなったと感じます。 

「なぜ英検に合格したいのか」 

これを明確にしましょう。 

やる気が違ってきます。 

目標を明確にする 

何級にいつまでに合格したいのか? 

これを明確にしましょう。 

英検は現在年に3回チャンスがあります。 

「いつか実力がついたら受験しよう…」 

こう思っているとなかなか受かりません。 

過去問を解いてみる 

できるだけ早く効率的に合格する方法の1つは「まず過去問を解く」ことです。 

英検公式サイトでは過去問が3回分掲載されています。 

無料で、かつ解答もついています。 

まず正答率は何%くらいなのか確認しましょう。 

過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
英検の試験内容・過去問をご紹介するページです。各級の試験内容と、過去1年(3回分)の過去問を掲載。英検に挑戦される前に出題内容をご確認のうえ、級レベルの確認や力試しにご活用ください。

そして答え合わせをしてみましょう。 

ライティング以外は明確な正答率が出せると思います。 

さて、合格圏内に入っているでしょうか? 

各級の1次試験合格ラインは下記になります。 

級 1次試験合格スコア(R,L,W) 満点スコア (R,L,WorR,L) 合格ライン正答率(%) 
1級 2028 850 x3=2550 79.5 
準1級 1792 750 x3=2250 79.6 
2級 1520 650 x3=1950 77.9 
準2級 1322 600 x3=1800 73.4 
3級 1103 550 x3=1650 66.8 
4級 622 500 x2=1000 62.2 
5級 419 450 x2=900 46.5 
英検CSEスコアでの合否判定方法について | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
英検の英検CSEスコアでの合否判定方法についてに関するページです。

余裕だなと感じるかもしれませんし、がっかりする結果になるかもしれません。 

まずは今の実力が合格ラインとどのくらい乖離があるかを知るといいです。 

それに加え、リーディングとリスニングのどちらが得点が高いか低いかを知ることができます。 

また、ボキャブラリーが足りないのか長文読解スキルが足りないのか、またはリスニング力なのかもわかります。 

つまり、どの技能を伸ばせば良いのかがわかるというわけです。 

英検合格に必要なものは何かを見極める 

2級まではまず中学・高校の文法とボキャブラリーを確実に 

5級〜2級の難易度を日本の学校の学習範囲と比較してみましょう。 

英検の級 日本の学校の学習範囲 
5級 中学1年 
4級 中学2年 
3級 中学3年修了 
準2級 高校2年前半 
2級 高校3年修了 

なお、準1級以上は新しい英文法は特になく、ボキャブラリー数が増え英文や問題の難易度が上がっていきます。 

2級までは大問1で文法問題が数問出題されることからも、学校で学ぶ英語をしっかり学習しておけばあえていろいろ学習しなくても対応できるという印象です。 

ライティング対策は早期から 

ライティング問題は3級から出題されます。 

中学生や高校生の英語指導経験からいうと、ライティングが並外れて得意な学生はいません。 

なぜなら日本の学校ではあまりに文法と長文読解の学習に時間を割き過ぎているからです。 

英作文、しかも和文英訳でなく自分の考えを論理的に英語で書く勉強をしていません。 

・英文を「書く」学習がそもそも少ない 

・自分の意見を表現する学習をしていない 

上記のうちどちらが苦手な理由なのか、人によると思います。 

いずれにせよ、早めにライティングの対策をした方がいいです。 

まずは自分の好きなことや趣味について英語で書く練習から始めるといいです。 

リスニングで困らないために 

特に学生さんで5〜2級合格を目指している方だと、普段リスニング学習の機会が少ないと思います。 

いまだに学校では文法と読解中心の授業をしているらしいです。 

ALTによる授業も行われているようですが、多くても週1、学校によっては2週間に1回の頻度だそうです。 

ですから、自発的にリスニングの練習をする必要があります。 

英文法を学んだら、少なくとも教科書や参考書の音声を聞くようにするとか、リスニングもやりながら学ぶ教材を使うようにするなどした方が良いです。 

なお、映画やニュースでリスニング練習をすることもできますが、聞き流すだけでは力がつきません。

2次試験は油断すると受からない 

まず2次試験の合格率です。 

級 おおよその合格率 
1級 60%前後 
準1級 85%前後 
2級 80%前後 
準2級 80%強 
3級 90%強 
英検二次試験の合格率-2023年最新の合格率って公表されてるの?
英検二次試験の合格率に関するデータについては、残念ながら2012年度以降のデータは公開されなくなりました。過去の二次試験合格率を見てみると、例えば英検3級の二次試験合格率は90%を超えており、いわゆる受験者を落とすための試験ではなく、基礎がしっかりとできていれば合格させるといった試験であることがうかがえます。

1級以外は2次試験の合格率が高いので油断しがちです。 

ところが対策せずに2次試験を受けると、1回は不合格になってしまう生徒さんが多いように思います。 

特に1次試験がギリギリ合格するくらいの実力だと2次で落とされているようです。 

私は生徒さんにはいくら自信があっても一度は通しで模擬レッスンをお勧めしています。 

目標に向かって作業する 

短期決戦ができる人は少ない 

目標が定まったら、ひたすら学習します。 

学生さんも社会人の方も、エネルギーを英検に全振りすることは通常不可能です。 

英検はあくまで資格試験なので、本業の方が大事です。 

それに神がかった集中力を持っている人は少ないです。 

ですから、英語学習コーチをつけたりスケジュールを作ったりして計画的に学習すると良いでしょう。 

学生さんは学校の学習範囲を優先しよう 

英検3級=中学3年修了レベルが目安です。

中学校の勉強をして高校受験を終えた段階で3級に合格できます。 

英検2級=高校3年修了レベルが目安です。

高校生も、普段は学校の定期テスト対策をやって大学受験が終わったところで、だいたい2級に合格できます。 

大学の推薦入学に英検合格が有利になる場合があります。

その場合は早期に2級または準1級を目指すことになります。

そうではない学生さんは学校の定期テストと大学受験対策を優先した方がいいです。 

社会人はほかの娯楽をあきらめて集中することを考えてみる 

学生さんは授業で勉強しているので、英検対策しなくても合格する可能性は大いにあります。 

社会人の場合は事情が異なります。 

英語を使う仕事に就いているのでないのなら、退勤してから自発的に勉強しなければなりません。 

ましてフルタイム勤務の方であれば相当の精神力を必要とします。 

そうすると趣味や飲み会、動画視聴のような娯楽をあきらめて、短期間でもいいので自由時間は英検に全振りすることを考えてみてもいいかもしれません。 

合格したら喜ぶ!もし不合格だったら? 

合格したら喜んでください!ぜひ次の級に挑戦を 

合格できた! 

そういう方は喜びましょう!おめでとうございます! 

勉強して身についた知識や能力をこれからの仕事や生活に活かしてください。 

そしてさらに上級への挑戦を検討してみてください。 

不合格の場合でも落ち込みすぎないで! 

不合格だったとしても落ち込まないようにしましょう! 

英検は年3回チャンスがあります。 

ただし、あまりに点数が足りないときは次回すぐに受けようとせず基本的な知識をつけることから始めましょう。 

まとめ 

この記事では英検にできるだけ早く合格する方法を大まかに述べました。 

一番強調したいのは「過去問を解いてみて合格ラインに届いているか」を確認することから始めると良いということです。 

ゴールから逆算して計画を立てると良いでしょう。 

ここまでお読みいただきありがとうございました! 

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